食育活動
昨日(2013年6月15日)に指宿市にある某保育園に行ってきました。
そこで、園児・お母さん・お父さん・先生たちに「鰹節の製造方法と鰹節の栄養価」について
お話し、その後〝市販の顆粒だし(化学調味料)で作っただし”と
〝鰹節と昆布でとっただし”を飲み比べてもらいました。
親の7割くらいは天然だしの〝鰹節と昆布でとっただし”が美味しいと答えましたが、
子供の9割以上は〝市販の顆粒だし(化学調味料)で作っただし”が美味しいと答えました。
これには驚きましたし、ショックでした 😥
そこで、両親に「家で料理をするとき、何を使ってだしをとりますか?」と質問したところ、
9割以上の家庭では、市販の顆粒だしを使っていました。
市販の顆粒だしの原材料を見ると、内容量の多い順に
化学調味料、食塩、砂糖類、風味原料(かつおぶし粉末、かつおエキス)等・・・となっています。
普段の食事で市販の顆粒だしがもとになった料理を食べ続けていると、
子供たちの味覚はおかしなものになってしまいます。
今回の両親は自分の親が天然だしで料理をしたり、外食でもそのような料理を食べてきた方が多いから、
まだ7割もの方が天然だしのほうが美味しいと言ったんだと思います。
子供たちは悪くありません!ただ、本物の味・だしを知らないだけなのです。
市販の顆粒だしだけ使い続けると、濃く・塩辛いものしか美味しいと感じなくなってしまします。
日本には昔から鰹節や昆布、椎茸など素晴らしい天然のだしのもとがあります。
これらを使って調理することは大変なことではありません。
子供のために、自分たちの健康のために、是非家庭で「天然だし」を使ってください!
本当に美味しくて幸せな気分になれます。そして、「ほっと」します。
2013年06月16日